海外大学を併願しよう!
2019/12/03
- 海外大学進学のメリット
- 海外の教育
先日、都内の進学校に通う高校2年生(Kさんとします)のカウンセリングを行いました。現在は国立大学の現役合格を目指して勉強に励んでいるKさん。海外大学にも漠然とした憧れがあるとのことで、海外大学併願のプランニングについての相談を受けました。
大学は世界にある
多くの受験生に伝えたいことですが、大学選びは何も日本国内だけに限定する必要はありません。海外大学進学というと「僕は英語力ができないから…」という子がいますが、海外大学に必要な英語力は「1年間の猛烈な努力」で十分に習得できます。大学は世界にあるのですから、はもっと広い視野で大学受験を考えてみるのもオススメです。
海外大学の併願パターン
例えば現役で国立大学を目指すような子であれば、
第一志望:国立大学
併願私立大学:早慶やGMARCHなど
滑り止め私立:日東駒専など
のように受験をしていくと思います。現役志望の場合は、私立大学だけで平均10大学程度出願するわけですから入試受験料だけでも相当な額がかかりますね。
さてこのような状況に海外大学を追加したらどうなるでしょうか。
第一志望:国立大学
併願私立大学:GMARCHなど
滑り止め私立:日東駒専など
海外大学併願:サンフランシスコ州立大学、エルカミノカレッジ
ご存知の方も多いと思いますが、ここ数年首都圏私立文系大学が大幅に難化しています。もし第一志望校の国立大学や、それ相応の私立大学に合格できなかったらとしたら… そんな時に海外大学を併願しておくことで、より幅広い選択肢を持つことができるのではと思います。
英語力は関係ありません。
幸い、海外大学の多くは入学テストを実施していません。一部の難関大学を除いて書類審査のみで合否が出ますので、国内大学の受験勉強を妨げることはありません。
またTOEFLやIELTSといったスコアを必要としない「条件付き入学」という方法もあります。大学の付設語学学校で英語を一定のレベル(学部の授業に参加できるレベル)に到達したら、自動的に学部に上がれるため、英語ができない日本人には非常に良いシステムとなっています。アメリカをはじめ、多くの大学が「条件付き入学」を実施していますので、英語力や語学力は海外大学合格にはさほど重要ではありません。
多くの選択肢を持っておく大切さ
「多くの選択肢を持つこと」が子どもたちにとっては何よりも大切だと思っています。動機が不純と言われるかもしれませんが、日本国内の大学受験の結果が出たら改めて考えれば良いのです。Kさんも今回のカウンセリングで1年後に海外大学を併願する方向で準備を始めると連絡がありました。
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